一条家(シナリオ1:尾張統一)







<状況>

荒淫におぼれ国事をないがしろにし、素行をいさめた忠臣を処断して
衰運を招いた、戦国屈指の愚将、一条兼定。
今回は、そんな彼が改心して天下統一の志に目覚める、
そんな脳内設定のS1一条家のリプレイ。

司馬遼太郎ファンの管理人としては、小説の夏草の賦が好きなので
わりと愛着の持てる大名だったりします。

大名自身の能力値は15/3/4/37と、まさにカス。
家臣は、土居宗珊(70/60/77/74)や本山茂宗(75/71/70/42)など、
ほどほどに使える武将がいる程度。本拠地である中村御所に金山の類はなく、
探索で見つかる武将もいない。

どの勢力とも同盟を結んでおらず、隣国の長宗我部家から近々侵略を受けそうな気配がある、
そんな大名家である。

<方針>

実際のところ、弱小大名家の中では、難易度としては易しい部類に入る。
長宗我部家と同盟さえしてしまえば、意外と簡単にクリアできるのだ。

まずは、開始3ヶ月以内に長宗我部家と同盟をすることから始めることにする。
宗珊しかまともな政治力を持った奴がいないので、彼で必死にラブコールを送る。
3ヶ月以内に同盟が結べなければ、初めからやり直した方がいいだろう。

長宗我部家の力を借りて四国の左半分を制圧した後は、
毛利を吸うなり三好を吸うなりして適当にプレイしてみようと思う。

<リプレイ>

開始直後から、宗珊は長宗我部との同盟に奔走する。一度や二度断られてもくじけない。
他の武将は、市や兵舎などの建設に没頭する。

最終的に中村御所周辺の町並みは、城のすぐ西の川沿いに農村を、
城の東北東に武家町を、城の東の海沿いに6マス分の施設を建てられるように公家町を建設する。

最終的には兵舎10、内政学舎6、湯治場と忍の里はお好みで、残りは水田と畑で埋める予定だ。

1555/6月

長宗我部との同盟に成功する。まあ成功するまでやり直してるんだから当たり前か。

これで強力な同盟相手ができた。しばらくの間は、要請などは出さず、国内の整備にいそしむ。
しばらく先のことになるだろうが、鉄砲櫓まで開発が完了したら、
順次、長宗我部が開発するであろう足軽Cランクと技術交換していく。

1557/1月

長宗我部家が、室戸港から5500x2部隊の弓小早で、西園寺家の板島港へ向けて出陣。
頼んでもいないのに手伝ってくれるとは、中々使える奴ではないか元親は。

タイミングを見計らい、騎馬3000で横取りに出陣する。

1557/5月

板島港が陥落する。現役兵1323+負傷兵が7446名、手に入る。
西園寺家の黒瀬城には残り4000名ほどしか戦力が残っていないが、
弱小大名の一条家に、黒瀬城をすぐに攻め落とせるほどの余力があるわけでもないので、
しばらくは兵糧をためつつ、長宗我部との交渉で足軽技術を取得できるのを待つことにする。

1558/9月

一定量、中村御所に兵力がたまったら、板島港に足軽で移動させている。
一条家が内政技術を取得するのに時間がかかってしまったので、
ようやく技術交渉で草鞋を取得したばかりである。金砕棒の技術交渉を要請し、受諾してもらう。
とはいえ、取得に180日前後かかってしまうので、黒瀬城には間に合わないだろう。

現時点の一条家の戦力は、名声114/金19920/兵糧38785で、板島港に現役兵を30879名入れてある。
中村御所にはたった100人だけだが、敵国と隣接していないので問題ない。
そろそろ、黒瀬城を攻めることにしようか。

1559/1月

黒瀬城を落城させる。西園寺家はここに滅亡した。
旧西園寺家の家臣で、使えそうな奴を軒並み登用する。
相性が悪くて能力値が低いやつはその場で処断だ。

1〜2ヶ月ほど登用に時間を費やしたが、その間に、毛利家が海を渡って
河野家の今治港に攻め入っている。
今治港の防衛のため、河野家の湯築城から援軍が駆けつけているので、いま湯築城は手薄だ。

湯築城からの援軍が到着してなお、関船+元就閣下で攻め寄せている毛利家の方が優勢である。
近々、今治港は毛利家が奪取するだろうし、その後、手薄な湯築城は我が一条家が頂くとしよう。

1559/8月

湯築城を落城させ、河野家はここに滅亡した。
さて、村上武吉を登用すべく、捕虜一覧をみてみると・・・・・・
前田利益がいるw

目を疑ったが事実だ。家宝修正込みで武勇119、うん。間違いない。前田慶次だ。ちゃんと松風も持ってる。
どういう経路で河野家に仕官していたのかは謎だが、ともかくラッキーである。
相性最悪なのでてこずったが、逃げないでいてくれたので登用に成功。
今後、一条家の最高統率者として働いてもらう予定の村上武吉をはじめ、
水軍適正の高いやつなどを数人確保。これで水軍適正Aが3人以上揃ったので、水軍学舎を開発する。

二期作まで内政技術を研究したら、今後は水軍技術を主体に取得していくことにしよう。


1560/8月

長宗我部家との同盟が切れる。
固定で生まれる姫の一条喜多は、将来的に長宗我部元親と婚姻させるつもりで温存しておいたが、
再度長宗我部家に同盟を申し込んだところ、「うちの元親に喜多どのをめとることができればいいが・・・・・・」
とか国親が言ってきたので、キタコレ相思相愛とかバカなことを思いつつ承諾する。

将来的に長宗我部家を滅亡させて元親を配下にすれば、
その時点で一門になるはずだから戦略的にも問題ない。

本来長宗我部家が取得しているはずの領地を一条家がかすめ取ってしまったので、
胴丸以上の足軽技術を開発してくれるか危惧していたが、
ちょうど胴丸まで開発してくれたので、三間槍が技術交渉で取得できる。

灰吹法を取得できしだい、三間槍の技術交換を交渉することにする。

しばらくは、技術を開発しつつ戦力を温存していこうと思う。
まだ、海を越えて中国地方を切り取るほどの余力はない。

なお、全国的な勢力図だが、やはり武田は安定して伸びている。
そろそろ関東地方を侵食し始める勢いだ。
ただ、いつもと様子が違うのが、桶狭間で信長が奇襲失敗したため、
義元が存命している今川家が勢力を伸ばしている。
こういう予想外の出来事が起こるのもイベントありの醍醐味だろうか。

改名前の家康などを率いた今川家の進軍っぷりはすさまじく、
織田家はスルーして北畠、筒井、鈴木家をそろそろ滅ぼしそうな勢いである。

また、西日本では、島津家と同盟した大友家が勢力を伸ばしている。
九州の北半分を切り取って毛利家の中国地方を侵食しており、
そう遠くないうちに一条家と正面衝突する日が来るかもしれない。

タチの悪いことに、大友家は一時期、河野家と同盟していたので、
水軍C技術と、島津家との交渉で散弾を取得中なのである。脅威だ。

1562/10月

本城を吉田郡山城1つだけしか持っていない毛利家の能島港に、
大友家の軍勢45000が攻め込んでいる。
7部隊中、関船は2部隊だけだが、12000ほどしか兵力の入っていない能島港では抗しえないだろう。

このへんで大友家の勢力を少し削っておかないといけないのと、
毛利家の武将を吸収したい一条家としては、看過することもできず、とりあえず横取りすることに。

関船の技術開発は終わっているが、安宅船まで開発するつもりでいたので、
関船造船所は特に作っておらず、河野家の置き土産で関船が2艘あるだけである。

それでも恐らく横取りには十分な戦力なので、
関船に乗っていない大友家の部隊を毛利家のかわりに撃退しておく。

ある程度、能島港の耐久を削ったあと、大友家の部隊は
偽報でうろうろしながら結局は撤退していったので、かわりに能島港に攻め入っておいてあげる。
大友家と違って、偽報をくらっても、すぐそばの港が拠点なので、大した被害にはならない。

1563/1月

島津家から、元込銃の鉄砲3部隊、合計30000名が板島港に向かって攻め寄せてきた。
ご丁寧なことに、大友家との技術交渉で関船を取得しているらしく、3部隊中2部隊が関船である。

これではいくら戦力を入れても勝てないのは明白なので、
おとなしく板島港の兵力15000あまりを黒瀬城へ引き上げさせる。
港の1つぐらいくれてやるさ。


1563/2月

能島港を陥落させる。また、板島港が島津家に奪われる。

さいきんの展開が急でちょっと大変だが、
尼子家の月山富田城から、毛利家の吉田郡山城へ4部隊が出陣。
すでに毛利家は疲弊しきっているので、簡単に落城、毛利家が滅亡してしまうだろう。

それ自体は問題ないが、武将だけは回収したいので、
毛利家が滅亡する寸前に、湯築城から能島港までの戦力を集結させて吉田郡山城を攻めることにする。

1563/7月

毛利家がすでに滅亡した吉田郡山城において、半年近くも戦争をしていたが、
前田利益の突撃→先駆の連鎖が致命的な一撃となり、
陥落させることに成功。悲しいことに元就が逃げ出して大友家に仕官してしまったが、
残りの有力武将はほぼ手中に収めることに成功。70台しかいなかった知略面が大幅に改善される。

1564/2月

大友家の軍勢、約46000が今治港へ向かって攻め寄せてきた。
ガチで戦うと兵糧切れを起こしそうだったし、戦力的にも負けているので、
ここは争わず明け渡すことにし、今治港の戦力は湯築城へと回収する。

1565/6月

その後しばらくは大友家は攻めてこず、尼子家を潰して、山名家を潰そうと中国地方の北を進軍している。
一条家は水軍技術の開発に精をいれ、水雷と安宅船の技術開発を完了させ、竜骨の開発に取り掛かる。
鉄甲船まで開発する予定だったが、悲しいことに水軍Sを1人引き抜かれてしまったので、
水軍Sが2人しかおらず、開発ができない。潔く諦めよう。

ところで、長宗我部家との同盟が切れたので、長宗我部家を滅ぼすことにする。
かわりに、大友家との同盟期間が終わった島津家に同盟を申し入れ、受諾してもらう。
今後は、海戦用の戦闘技術である鉄砲技術を島津家からもらい、海戦力の大幅な強化を目指す。

あとは、良質な後継者となってくれる予定の元親を擁する長宗我部家を滅ぼす予定だ。
陸戦用の足軽技術A適正を揃えるという2次的な目標もある。

結局のところこのゲーム、陸戦用の足軽部隊と、防御にめっぽう強い水陸両用の鉄砲技術、
膨張した敵勢力を瞬間的に衰退させる水軍技術、戦闘用の兵糧を潤滑に供給するための内政技術、
これらを揃えることを目標にするわけだから、ある意味この時点で、一条家は最高の勢力なんだよね。

いくら武将が良かろうと、良馬生産だけしか戦闘技術を持っていない武田家なんて相手にもならないぐらい。
竜骨の開発が終わったら、このリプレイはもう終わらせていいかな?

1565/9月

岡豊城を陥落させる。勢いはそのままに、室戸港へと出陣する。

1565/11月

室戸港を陥落させる。長宗我部家の残り拠点は
岡豊城の北に作った支城だけだったので、勧告に成功し、有力な配下をごっそりと手中に収める。

現時点での全国の大名勢力の情報は下記の通り。

一条家:名声274/金54985/兵糧51814/兵力194931
武田家:名声439/金812742/兵糧180188/兵力404227
大友家:名声366/金285688/兵糧123676/兵力262563

今川家は畿内一円をほぼ掌握しているが、武田家との直接対決に負け続きで
戦力は衰えているので、そう怖くはない。
大友家との直接対決が少し面倒だが、安宅船+竜骨の上に鉄砲技術も同レベルまで取得できれば
もはや敵ではないだろう。

何より島津家が大友家の戦力の大半をひきつけてくれている。

すでにこの時点で一条家は最強勢力の一つになったため、これにて一条家をクリアしたものと同然とみなし、
当リプレイを終了とさせて頂きます。


<総論>

開始直後に長宗我部家と同盟さえしてしまえば、後は何てことはない、極めて楽な大名家である。
足軽技術は長宗我部家に開発してもらい、自身は水軍技術を開発していけば、
その後の展開としても安定するはずだ。

知略面は、毛利家、もしくは三好、宇喜多家などを吸収することで改善できる。

危機らしい危機が一回もないままクリアできたので、
やはり他の難しい大名家と比べると少々物足りない気もする。
長宗我部と同盟しないプレイスタイルだと、逆にかなり難しいだろう。


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